釣果アップは針先の鋭さから - mucook

2021/03/05 (Fri) 20:02:16

「逃げた（逃げられた）魚は大きい」これは当たり前のことで経験不足によるものが大半で逃げられることで学習し逃がさない実力を身に着けていくことになります。
が、経験するほどに勘違いして勘に頼るようになり墓穴を掘ることも、ここ一番の墓穴は道具の劣化に気付かずにということが多く、「切れた、折れたや壊れた」は更新することで当面の危機は回避できるでしょうが、「抜けた」については繰り返し痛い目に遭わされる残念な結果です。
これも経験値が解決に導いてくれますがその経験値の中に針先の良しあしを定量化することをお勧めします。
以下は簡単にできる針先の点検方法と簡便な修復方法です。
・針先はPP（ポリプロピレン）テープに抵抗なく刺さるのが新品の品質（鋭さ）です。具体的には市販の梱包用クリアテープを段ボールなどに貼りその表面を釣り針でなぞると滑ることなく音もなく突き刺さります、劣化した針は滑って引っ掛かることもなく刺さるときに「プチン」と音をたてて刺さります。このような針先の劣化した針は魚への刺さりも甘く、浅いために抜けやすくなります。針先を爪にあてなぞると滑ったり引っ掛かったりしますので爪は意外なほど硬く爪に引っ掛かる針はかなり優秀な針と言えます。
　釣りに行く前の針先点検や釣り場へ点検用の道具としてPPテープを持ち歩き針先点検することで「抜け」をかなりの確率で防止できます、爪で分かるようになれば本物です。
　次に劣化した針先の修復ですがこれはかなり難しくお勧めはしませんが腕に自信のある方は試して見てください。
　一時的に針先を鋭く復帰させることに過ぎませんが　まず針先を研ぐ道具として１４００番以上の細かな平たいヤスリを準備し針先の角度に沿って三角錐形状に一面10回程度研ぎ針先点検、足りなければ研ぎ足しを繰り返していきます。
　釣り針は表面を硬く焼き入れしていますが内部にいくにつれ柔らかくなるので研ぎ過ぎれば針先が鋭くても柔らかいのですぐにダメになります、針先劣化したら交換することがベストですので替え針を持ち歩くことを忘れないでください。